前回に引き続きこの記事では英検1級の攻略法を紹介します。今回は2次試験についてです。1次試験の攻略法をまだお読みで無い方はぜひ#16の英検一次試験攻略も合わせて読んでみてください。
英検1級の2次試験概要
英検1級の2次試験は面接官が二人(うち一人がネイティブ、もう一人が日本人)と言うインタビュー形式で軽い会話が行われた後、5つのトピックの書かれた紙を読み自分でお題をチョイスしてスピーチを行い(二分間)それに対して面接官がトピックやスピーチに沿った質問をしてくるのでそれに答える(四分間)といった形式です。
私が受験した際、私は『国境は無くすべきか?』と言うトピックを選びスピーチを行いました。
対策法
英検の2次試験は1次試験のライティングの形(主題>自分の意見>補強>結論)をスピーキングで行うといったような形なのでライティングの問題を解く練習をしていると効率的に対策できます。
また私は日頃から自分で何かお題を見つけて、YESかNOか>それはなぜか?>補強>結論という練習を2分間時間を計り練習しました。個人的な感想ですが大体1分50秒くらいを目安に練習すると本番で緊張して詰まった時でも2分ちょうどくらいになるのでお勧めです。
コツ
面接官は内容のクオリティではなく受験者の英語力を採点します。そのため例えお題についての自分の意見が自分が本当に思っていない事でも、そちらの方が英語で話しやすそうなら嘘をついても構いません。英検の2次試験なんてエイプリルフールです。
具体的にはトピックを選んだ後に一分間考える時間が与えられます。その時に賛成理由と反対理由を頭の中で、できるだけ多く出して最も英語で言いやすそうな理由が多い方でスピーチをします。
私の選んだトピック『国境は無くすべきか?』という問いに対して私は賛成理由は『平和、関税ない、旅行いっぱい、異文化交流』反対意見は『独自文化がなくなる』と考え賛成意見を選びました。しかし私は本番でテンパってしまい「国境を無くすのには反対です」と自分の主題を言ってしまったのです。そして一つしか浮かばなかった理由「独自の文化がなくなる」というモノだけでスピーチをやり遂げました。こんな自分の意見が一つしかない時は経験談などを取り入れると具体性が増し時間も稼ぐ事ができ論理的に聞こえます。
私の時は『国境は無くすべき(主題)>なぜなら独自文化がなくなるから(意見)>剣道をしていた時に外国人が靴を履いていた(体験談)国境を無くすともっといろんな文化がおかしくなる(補強)>だから国境は無くさないべきだ(結論)』というように一つだけの意見を武器に具体例を混ぜて補強しました。
注意する点
時間制限はあるもののまだ自分が話している途中などで時間切れになった時はそのまま話をさせてくれます。その為時間が終わったからと辞めてしまっては「英語力がない」とみなされてしまいます。また話している途中に言葉に詰まってしまった時も何も言わず沈黙で黙り込むのではなく、『I mean, uh, well,』などいかにも私は詰まってなんかいませんよ!!と言わんばかりの主張をすることで話す意欲を伝える事ができます。
最後に
私が実際に受験した時は文法ミスも多く時間もオーバーしてしまいましたが何とかギリギリ合格する事ができました。2次試験は対人です。面接官も「落としてやろう」と思って面接していません。なので諦めずにどんだけ間違えても話そうとする姿勢を見せ続けてください。
そうすると面接官に響くはずです。皆さんの試験がうまくいくことを願っています。
最後までお読みいただき有難うございました。
コメント